
オンラインカジノのソフトウェアとはカジノゲームのことです。
オンラインカジノのゲームは、オンラインカジノが自社開発していると思っているかたも多いですが、現在カジノゲームを自社開発しているオンラインカジノはほとんどありません。カジノゲームを制作しているソフトメーカーが存在していて、オンラインカジノとライセンス契約を結び、カジノゲームを提供しているというかたちです。
オンラインカジノ創世記は、自社開発しているオンラインカジノも多く存在しましたが、ソフトメーカーのマイクロゲーミング社がオンラインカジノとライセンス契約を結び、カジノゲームを提供するというビジネスモデルで伸び、多くのオンラインカジノがマイクロゲーミング社のゲームを導入しました。
これによりオンラインカジノが自社でクオリティの高いゲームを提供しつづけることが難しくなり、自社開発のオンラインカジノは衰退していきました。
その後、プレイテック社をはじめとし多くのソフトメーカーが誕生しています。
その中で、人気のあるソフトメーカーを紹介します。
オンラインカジノのソフトメーカー
マイクロゲーミング / Microgaming
マイクロゲーミング社 / Microgaming は1994年に設立し、世界で初めてクオリティの高いオンラインカジノソフトを世にだしたソフトメーカーです。それからというもの、マイクロゲーミング社はオンラインカジノ業界を牽引しつづけ、いまもなお業界最大手のオンラインカジノソフトメーカーとして君臨しています。
マイクロゲーミング社のゲームは、ダウンロードタイプのカジノゲームからウェブブラウザベースのカジノゲーム、モバイルアプリなど、様々なプラットフォームのゲームを提供しています。
また、現在600以上のカジノゲームがあり、毎月ゲームをリリースしているのでプレイヤーは飽きることなくカジノゲームを楽しむことができます。中でも、ジュラシックパークやゲーム オブ スローンズといったハリウッド映画や海外人気ドラマとタイアップしたゲームが人気です。
また、マイクロゲーミング社はオンラインカジノと契約するにあたり審査が厳しいことが有名で、マイクロゲーミング社ゲームのみのオンラインカジノは安心といわれています。過去にマイクロゲーミングと契約を結んでいるオンラインカジノが飛んだことがあり、マイクロゲーミング社がすべてのプレイヤーの預り金を支払ったという逸話があります。
マイクロゲーミング導入オンラインカジノ
プレイテック / Playtech
プレイテック社 / Playtech PLC は1999年に設立したカジノソフトメーカーです。それまでのカジノゲーム市場はマイクロゲーミング社が圧倒的でしたが、プレイテック社が新規オンラインカジノ運営会社にシステムをパッケージ化して安く提供したことで急成長し、2006年にロンドン証券所に上場しました。
現在、プレイテック社はマイクロゲーミング社と並ぶ2大メーカーといわれるほどのソフトメーカーとなり、とくに日本ではマイクロゲーミング社の日本語対応が遅く、プレイテックのオンラインカジノばかりという時期があり、マイクロゲーミング社よりもプレテック社のほうが知名度があります。
プレイテック社ゲームは、ハリウッド映画やアメコミのゲームが有名で、なかでもマーベル (MARVEL) とのタイアップゲーム人気となり、プレイテック社拡大の一翼を担いました。ただ、マーベル (MARVEL) がディズニーの傘下になり、残念ながら契約終了となりました。現在はバットマン、スーパーマンなどが揃ったジャスティスリーグなどのスロットゲームをだしています。
ただ最近は、多くのソフトメーカーが混在するハイブリットタイプのオンラインカジノが人気があり、プレイテック社はハイブリットカジノに対応していないため、少し勢いがないイメージがあります。人気だったマーベル作品もなくなったので、今後どう巻き返すかが見ものです。
プレイテック導入オンラインカジノ
ネットエント / NET ENT
ネットエント社 / NET ENT は1996年設立したソフトメーカーです。
ネットエント (NET ENT) のゲームはダウンロードタイプのカジノゲームではなく、いち早くダウンロード不要のブラウザベースのカジノゲームを開発し、スマホでのオンラインカジノの人気とともに急成長をとげているソフトメーカーです。現在は、大手カジノソフトメーカーの一角といわれるほどの企業にまでなっています。
ネットエント社は、もともと北欧を中心に200箇所以上レストランやクラブ、客船でカジノを運営する大手チェリーカジノ (Cherry Casino) のゲーム開発部門として誕生し、そののちにスピンアウトした企業です。
ネットエント (NET ENT) のカジノゲームは、マイクロゲーミング (Microgaming) や、プレイテック (Playtech) のようなグラフィックに凝ったゲームというより、ゲームそのものを楽しませるものが多いのが特徴です。